概算見積もりを問い合わせにつなげる、ホームページ用の見積もりシミュレーター
オンラインの見積もりシミュレーターは、いくつかの回答から納得できる価格帯を訪問者に示し、正式な見積もりが欲しいかを尋ねます。うまく作れば、予算の合わない人をふるい分け、仕事の詳細がすでに入った前向きな問い合わせを届けてくれます。ここでは質問と計算式の設計、そして Anticode が概算見積もりを1件ずつあなたに届ける仕組みを解説します。
即時の概算が役立つとき、役立たないとき
即時見積もりのシミュレーターが向いているのは、料金がいくつかの測れる要素で決まるサービスです。床材の平米数、清掃する部屋の数、撮影の時間、ゲストの人数など。逆に、現地調査や数式にできない判断で料金が決まる仕事には向きません。構造の補修や一点もののデザインなどです。電話で価格帯を言うのを断るような仕事なら、シミュレーターも価格帯を示すべきではありません。その場合は、よい質問を備えた見積もり依頼ページが誠実な選択です。
質問の選び方
どの質問も、料金を動かすか、見込み客を見極めるかのどちらかであるべきです。どちらでもなければ削りましょう。よい質問は短く、具体的です。
- 仕事の規模を訪問者がわかる単位で。多くの人が平米数を知らないなら、平米ではなく部屋の数で聞きます。
- 料金をもっとも左右する主な選択肢を、それぞれ短い説明つきの2〜4つの選択肢で示します。
- オプションはチェックボックスにし、それぞれの料金を表示して、合計が変わる理由が見えるようにします。
- 時期。急ぎの仕事が割高になる場合に。
- 郵便番号や地域。出張で料金が変わる場合や、対応していない地域がある場合だけ聞きます。
連絡先の項目は概算の前ではなく後に置きます。金額を見せる条件としてメールアドレスを求めると罠のように感じられ、多くの人が離れます。先に金額を見せてから正式な見積もりを申し出るほうが、価値のある問い合わせを多く得られます。
計算式を正しく作る
アプリを頼む前に、料金の決め方を計算式として書き出しておきましょう。これまでに見積もった仕事と照らして結果を確認する必要があるからです。サービスの料金の多くは、基本料金+数量×単価+オプション、それに急ぎや難しさの倍率を掛け、最低料金を設ける、という形に当てはまります。
| ルール | 値 |
|---|---|
| 出張料 | 1回の訪問ごとの定額 |
| 部屋ごと | 単価×部屋数 |
| シミ抜き | 任意、定額のオプション |
| 翌日対応 | 合計×1.25 |
| 最低料金 | これを下回る見積もりは出さない |
料金が本当に固定でない限り、一つの金額ではなく価格帯を示しましょう(たとえば計算結果から、その15%増しまで)。結果の下には前提を書きます。「標準的な広さの部屋と一般的なカーペットを想定しています。最終的な料金は現場を確認してから確定します。」この一文で、ほとんどのトラブルを防げます。
Anticode が作るもの
Architect に、質問、計算式、注意書きの文言を伝えます。たとえば「カーペットクリーニング業者の見積もりシミュレーター。部屋の数、カーペットかラグか、シミ抜きの有無、翌日対応か通常かを聞く。この単価を使う。価格帯と内訳を表示し、そのあと名前、メール、電話番号、希望日のフォーム」。作る前に、表示される計画の単価をすべて確認してください。モデルはシミュレーターを訪問者のブラウザで動く一つのアプリとして書くので、回答を変えると合計がすぐに更新され、ページの再読み込みはありません。
問い合わせのステップには Anticode のフォームの仕組みを使います。訪問者が連絡先を送ると、アプリはそれを問い合わせとして送信し、回答と概算をメッセージに加えます。メールとダッシュボードで受け取れ、コネクタを使えば Slack、Google Sheets、Airtable、Notion、HubSpot、任意の Webhook に転送して、普段仕事を管理している場所に届けられます。
料金の確認はサーバー側で
シミュレーターの計算は訪問者のブラウザで行われるため、その気になれば送信前に金額を書き換えることもできます。目安としてならほとんど問題になりませんが、その金額で引き受けるなら、確定する前に回答から計算し直してください。組み込みのお問い合わせフォームに付けたサイト関数も、アプリが問い合わせを送るときに動きます。ただし回答はメッセージ内の行として届くため、それを確かめるにはあなたのエンドポイントへの署名付き呼び出しが必要で、関数のメッセージをアプリが表示するかどうかはアプリ次第です(依頼して、試してください)。もう一つの方法は、アプリではなくデザインエンジンのページにカスタムフォームを置くことです。そのサイト関数はフォームが送られたときにサーバーで動きます。送信された数値に対する小さな計算式(部屋数×単価+オプション。計算式は数値にしか使えません)か、あなたのエンドポイントへの署名付き HTTPS 呼び出しとして動き、合計はお礼のページに表示されます。これらのページはスクリプトを実行しないため、入力中に何かが更新されることはありません。両方の方法はサイト関数のページで説明しています。
知っておきたい制限
- 単価は入力したとおりです。 アプリは材料費や燃料費などをウェブから取得できません。単価は変更を頼んで更新します。
- 決済や前金はありません。 シミュレーターで代金は受け取れません。前金が必要なら、お礼のメッセージから Stripe Payment Link などの決済ページにリンクしてください。
- 訪問者向けの見積もり保存はありません。 顧客アカウントはないため、控えが欲しい人にはあなたの返信で渡すことになります。
- 送信数の上限。 無料サイトは毎月閲覧できる送信数に上限があります。プランは料金をご覧ください。
よくある質問
訪問者が見る概算と、私が受け取る概算は同じですか?
はい。概算とその元になった回答が問い合わせに含まれるので、確定する前に回答から計算し直せます。
あとから料金を変えられますか?
「部屋ごとの単価を40に上げて」のように一文で頼めば、アプリが更新されます。最近のバージョンはバージョン履歴に残ります。
仕事の予約までできますか?
アプリのフォームを、サービス、日、時間を指定する予約リクエストにでき、同じ仕組みであなたに届きます。前金は受け取れません。